
(前編から続く)
攻撃力はありますから、フルフルをすぐ怒らせるくらいはできます。そこまでは一回も力尽きることなく、いけます。ところが、です。怒ってからのフルフル上位は、異常な攻撃力です、僕に言わせれば。油断して何かを喰らって、あわてて太刀を納めて逃げようとするところで、うっかりまた何かを喰らったりすると、もう力尽きてしまいます。力尽きたついでに、ようやく届いた支給品を持って行っても、回復が足りなくなったりします。手の打ちようがありません。いや、でも、冷静に見れば、陛下がおっしゃる通り、僕は攻撃しようとするあまり、死に急いでいるような気もします。しますが、あまりに慎重にやりすぎると、今度は時間切れになってしまいます。
イヤな思い出がよみがえりました。僕は、発売当初、村長クエストのフルフルにつまって、しばらく「MHP 2nd」を投げ出していたのです。今また、フルフル上位につまって、僕は……僕は……。それはイヤだ、それだけはイヤだ、なぜ、俺はこのブヨブヨしたヤツに勝てないんだ、なぜ、俺はこんなにも、この……(自粛)野郎に勝てないんだ。喫煙所で虚しく、オロナミンCを飲みました。セブンスターに火をつけて、大きく一回、吸い込みました。気持ちは落ち着きましたが、折れそうな心は癒されません。
そんな時、陛下がアドバイスをくださりました。「ガンランス」。ガード性能+1を発動させてガンランスを装備させれば、あの厄介なその場電撃が防げるというのです。
それだ! ありがとうございます! さっそくガード性能+1を発動させてまいります! と、思ったのですが、ガード性能+1を発動させるために必要な装飾品は石壁珠、鉄壁珠って、素材が足りません。それぞれ、岩竜の甲殻、鎧竜の堅殻がありません。岩竜の甲殻はバサルモスを倒せば手に入るらしいのですが、バサルモスは村長クエストで爆弾と爆弾岩を使って倒しただけで、正直、自信はありません。鎧竜の堅殻はグラビモスを倒せば……という話なのですが、そんなヤツ、まだ、会ったことすらありません。
もしかすると、ひとそろいそろえればガード性能+1が発動する防具があるかもしれない! そう思ってみてみると、ありました。バトルUシリーズです。防御力は若干、下がってしまいますが、ガード性能+1は発動します。しかも、足りない素材は大猪の硬い皮だけです。ドスファンゴ上位を倒しまくれば、簡単に手に入るでしょう。そして、いかに上位といえども、もはやドスファンゴは僕の敵ではありません。実際、ものの数分でヤツを葬り去ることができました。すごい、進歩したなぁ、俺……と、感慨にふける気持ちもありましたが、ある時、突進を喰らってすっ転がっているところで「目的を達成しました」が表示されました。あれ? そうです、いっしょに出てきていたブランゴがドスファンゴを倒してくれたのです。ありがとうというか、なんというか、釈然としない気持ちにもなりましたが、剥ぎ取りを多少じゃまされてもまぁいいかなというかw
3、4回もドスファンゴを倒せば、バトルUシリーズをそろえるための大猪の硬い皮はそろいました。お金は十分にありましたから、鎧玉、上鎧玉、堅鎧玉は惜しみなく投じて防具強化もしました。ガンランスは、とりあえずありものの素材で近衛隊正式銃槍が作れました。太刀と比べると攻撃力は391で、かなり下がってしまいますが、その場電撃をガードして何発も当てることができるのならば、問題はないはずです。近衛隊正式銃槍はレア度:4なのですが、レア度:4の太刀を使い出したころ、飛躍的に狩りが進むようになりましたから、この武器でも十分イケるはずだ。ついに、ついに、フルフル上位を倒す時が来たのです!
そう、その時、僕はまだ、この作戦に潜んでいる重大な罠……いや、自分自身の技量に潜む、落とし穴に気づいていなかったのです。
(次回、ブヨブヨした激闘 2.0に続く)
※この文章は2007年6月24日に公開されたものです。
※電撃PlayStation編集長のブログ ゲームの常識は
こちらです。
【倉西コメント】
怒ってからのフルフル上位は、異常な攻撃力です、僕に言わせれば。
今もって、怒ってからのフルフル上位はあまり得意ではありません。怒る前のフルフルもジャンプ攻撃はしてくるのですが、怒ると電撃を身にまとってのジャンプ攻撃に変わります。それだけでも凶悪な攻撃力なのに、怒っているので、さらに威力は増しています。かなりいい防具を身につけていてもダメージは大きいですし、雷耐性を発動させても、目に見えて大きな効果があるような気はしません。防御のできない装備で挑んでいる場合は、とにかく安全に立ち回り(例えば2回、攻撃を加えられると思っても1回にとどめる等)、こまめに回復するしかないような気がします。あとはシビレ罠を使うというのも有効ですね。これは怒ってからのモンスター全般に言えることですが、シビレ罠や閃光玉等を使って足止めするというのは基本的かつ重要な戦法だと思います。
ガード性能+1を発動させるために必要な装飾品は石壁珠、鉄壁珠って、素材が足りません。
この段階では、まだ装飾品でスキルを発動させようとはしない方がよいのではないかと思います。当然のことながら、よいスキルを発動させようとすると、よい素材が必要になります。その素材を装飾品を作るために使うくらいなら、武器や防具を作る方が効率的ではないかと思います。シリーズでそろえればスキルが何か発動する防具を作ってから、装飾品はそれを補うために使うということです。これを別な角度から考えてみると、スキルを発動させるために必要な装飾品の数、そしてそれを装着できるスロットの数という問題もあります。例えば比較的作りやすい耐絶珠のスキルポイントには気絶+1があります。ところが、気絶系のスキルは気絶確率半減を発動させるのに気絶+10必要で、気絶しなくなる気絶無効には+15必要です。その上位に当たる抗絶珠でもスキルポイントは気絶+3ですから、かなりの数のスロットがないとスキルは発動しないということになります。つまり、それなりによい(スロットの多い)防具をそろえないと、なかなかスキルを発動させることもできない、ということです。これを考えても、まずはよい防具をそろえてから、スキルの発動を意識する方が効率的であるということになります。
足りない素材は大猪の硬い皮だけです。
この例では、比較的入手しやすい素材だけが足りないという状況でした。幸いでした。そうではないケースの方が多いと感じられるかもしれませんが、あきらめずにいろいろな装備を探してみてください。防御力を多少犠牲にして考えれば、何か有効なスキルが発動する防具シリーズが見つかるはずです。最悪、それがない場合はシリーズでそろえることをあきらめ、統一感のない装備ながらスキルを発動させるということもありですが、おすすめはしません。それはもう少し進んだ段階で考えるべきことではないかと思ったりします。