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『モンスターハンターポータブル 2nd』初心者講座

第30回 激闘の果て、星に願いを。(後編)

(前編から続く)

ちなみに、男塾先輩と回った「沼地に降り立つ赤い影」でも、電撃袋は出ませんでした。男塾先輩は手に入れていました。「出ましたよ、電撃袋」。興味なさそうに言い放ってこそいましたが、あんなにうれしそうなヤツの笑顔を見たのは、何年ぶりでしょう。ヤツにとって、電撃袋はもう過去のものでしょう。それでもあの笑顔の意味は、「おまえがほしがってて手に入ってないものを、俺様は手に入れたぜ」ということしかありません。しょせん、編集部なんてそんなもんです。編集長なんて、そんなちっぽけな存在です。いや、むしろ、「僕が一緒に回っていながら、すいません、電撃袋がさし上げられなくて」(なんか違うんですけどね、これ)くらい、言ったらどうなんだ、言えないだろうけど。たまには自分にはできないと思うことも、やってみろよ! というのは逆ギレです。

さて、龍木ノ槍【金剛】を用意し、バトルUシリーズで身を固めた僕は、さっそく「沼地に降り立つ赤い影」に向かいました。沼地のフルフル亜種で注意すべきは、やはり発見とペイントボールです。……いや、「です」とか断言してて、あまりのレベルの低さに愕然とする思いがしますが、僕的にはしょうがないというか。自動マーキングって便利だったんだなぁと思いつつ、赤い悪魔を探しました。戦い自体は、亜種も通常も変わりません。うまくタイミングを計って腹の下に潜り込み、あとは攻撃をガードしてから突くだけです。もちろん、緊張はしますが、もう何度も何度もやってきたことです。しかも、今回はドスファンゴがいません。この気分的な余裕はなにものにも代え難いものがありました。

時間はどれくらい流れたでしょう。この精神的な余裕を背景にした僕の攻撃、そし【ペイントボールを投げ忘れないということを中心とした行動は、適切に進みました。自分で書いていて笑ってしまうくらい、この時はうまくいったのです。それでも、フルフル亜種も倒れません。何度も麻痺らせることに成功し、ダメージを与えたりもしたのですが、本当にしぶといヤツです。一方、僕も力尽きたりはしませんでした。逃げるべきは逃げ、ガードすべきはガードする。この単純なことが、本当にうまくできていたのです。

ついに、その時がきました。赤い悪魔はエリア3に向かって飛び立ちました。休むためです。おそらく、確実にヤツはエリア3で眠っているでしょう。そして、ヤツはただ休みに行くだけというレベルを超えた、相当なダメージを負ってもいるはずです。

もしや……。

いつもならこの段階で切らしているトラップツールとゲネポスの麻痺牙を、この時は1セット残していました。調合が成功し、シビレ罠ができました。エリア5を駆け抜けながら、僕はどきどきしていました。もしかしたら成功するかもしれない……。案の定、エリア3で眠っていたヤツの足もとにシビレ罠を仕掛けました。身悶えするヤツの鼻っ面に、捕獲用麻酔玉を投げつけました。一発でした。捕獲に成功したのです。この僕が、あの難敵、上位のフルフル、しかも亜種を捕獲したのです。1回も力尽きることなく、です! 捕獲は、討伐よりも成功報酬が多く手に入ります。電撃袋が手のはいる可能性も増えるはずです。また、戦闘中、意識して頭〜首を狙ってもいました。部位破壊も、もしかしたらできているかもしれない。長い長い1分の間、最近、不足しがちなアオキノコを掘りつつ、僕はぼんやりと期待していました。

結論を言えば、この時、電撃袋が3つ、手に入りました。トレニャーが持ってきてくれていた1つとあわせて、ようやく、ようやく念願の鬼神斬破刀ができました。対ティガレックス用兵器として選定してから、どれだけの時間が流れたでしょう。正確には思い出せませんが、また1つ、僕の物欲は満たされました。しあわせです。でもこのしあわせは、もしかすると鬼神斬破刀を入手したことからくるものではなく、物欲が満たされるのと同時に、新たな物欲がわき起こっている、そんな自分の心理状態に由来するものかもしれません……というか、間違いなくそうです。七夕まで、あと何日。僕は何枚の短冊を心の中で書くのでしょうか。

※この文章は2007年6月25日に公開されたものです。
※電撃PlayStation編集長のブログ ゲームの常識は
 こちらです。

【倉西コメント】

龍木ノ槍【金剛】

トレニャーが持ってきてくれる素材が中心になる麻痺のガンランスです。ちなみにトレニャーが持ってきてくれる素材が中心となる武器は、これ以外には、狩猟笛と太刀があります。おすすめです。以前も書いた記憶がありますが、手軽に作れる上に、さらにモンスターを麻痺らせることができれば、一緒にクエストに出ている人たちからも感謝されます。トレニャーの船が設置できたら、積極的に狙っていきましょう。

ペイントボールを投げ忘れない

よくありませんか? これ。いつのまにかペイントボールがはげ落ちていて、モンスターがどこに向かったかわからなくなってしまうこと。何度も同じクエストに出ているとモンスターの移動パターンは覚えてしまうこともあるのですが、最初のうちはやはりペイントボール頼みです。モンスターによって違う場合もあるかもしれませんが、僕はおよそ10分をペイントボールがはがれる目安として考えています。それもゲーム画面内の時計で10分と考えるようにしています。これを徹底すれば、ペイントボールの投げ忘れもだいぶ減りはします……結局は、まぁ、それも「徹底できれば」という話ではあるのですが……。

赤い悪魔はエリア3に向かって飛び立ちました。休むためです。

ちょっと待て……と。この文章は「沼地に降り立つ赤い影」についての文章です。登場するモンスターはフルフル亜種、マップは沼地……です。とすると? このエリア3でフルフル亜種が休むという表現はおかしいのではないかと思うのですが……さらに「エリア5を駆け抜けながら、僕はどきどきしていました」とか書いていますが、これも間違いではないかという気がします。こっちがどきどきするわい! とか思いますが、これ、書いたのも僕でした、すいませんorz たぶん、雪山のフルフルとカンチガイしています。正解は「エリア4を駈けぬけて、フルフル亜種が休むエリア2」に向かったということではないかと思います。いやぁ、すごい。初心者講座なんて偉そうに考え出して、「MHP 2nd」について書きはじめたころの文章にツッコミを入れようというところまではよかったのですが、まさかその最終回に、こんなネタが用意されているとは思いませんでした。大間違いです、これ。どれだけヘタレなんだ、俺はorz なんともかんともしまりのない最後のコメントで、この初心者講座も修了です。しょせん、そんなもんです、僕なんて。失礼いたしました。

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