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【TGS】『バイオ5』『ストIV』『GT5』などを手掛ける5人のクリエイターが
「PS Home」への想いを語ったSCEのプレス・カンファレンス

 本日10月9日、トレードショーも兼ねる世界最大級のコンピュータエンターテインメントショー「東京ゲームショウ2008(以下、TGS2008)」が千葉・幕張メッセで開幕した。

 この「TGS2008」において、SCEは同社ブースでマスコミを対象とした「プレス・カンファレンス」を開催。PS3やPSPのプラットフォーム戦略やネットワーク戦略がプレゼンテーションされた。

 その中で同社のプレジデントであるショーン・レーデン氏は、80GBのHDDとデュアルショック3を標準装備したプレイステーション3を、2008年10月30日に39,980円(税込)で発売すると発表。本体色は現行モデルと同じクリアブラック、セラミック・ホワイト、サテン・シルバーの3色で、期間限定で『グランツーリースモ5プロローグ Spec III』が同梱される。なお、この新モデル発売に伴い、現行モデル(40GB HDD)は10月10日はオープン価格に改定されるという。

 さらにこの新モデルには、PS3用ソフト『リトルビッグプラネット』と2つのデュアルショック3を同梱した「PS3 リトルビッグプラネット ドリームボックス」を10月30日に44,980円(税込)で発売するほか、KONAMIから11月27日発売予定の『ワールドサッカーウイニングイレブン2009』の同梱版も予定していることが明らかにされた。

SCEのプレジデントを務めるショ
ーン・レーデン氏。 
期間限定で『GT5 プロローグ Sp
ec III』が同梱される新モデル。
 
新モデルの「PS3 リトルビッグプ
ラネット ドリームボックス」。
 

●24社の参入が決定した「PlayStation Home」
 
 カンファレンスでは、8月下旬からクローズドβテストが行われているPS3上の仮想空間コミュニティ「PlayStation Home」に関して、10月下旬〜11月上旬にかけて大規模なクローズドβテストを実施、2008年内のオープンβテストを目指していることも発表。

TGS2008のSCEブースを「PS Home」上で再現した映像もプレゼンテーションされた。
 

「PlayStation Home」関連では、アイレムソフトウェアエンジニアリング、アクティビジョン、アクワイア、アトラス、ウォルト・ディズニー・ジャパン、AQインタラクティブ、SNKプレイモア、エレクトロニック・アーツ、カプコン、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、キューエンタテインメント、ゲームリパブリック、元気、コーエー、コナミデジタルエンタテインメント、スパイク、セガ、ディースリー・パブリッシャー、テクモ、日本一ソフトウェア、パオン、ハドソン、バンダイナムコゲームス、ユービーアイソフト(海外展開未定の会社も含む)の24社の参入も新たに発表。

 またカンファレンスでは、それら参入メーカーやSCEの有名作品を手がける5人のクリエイターからの「PlayStation Home」に対するQ&A形式のビデオメッセージも上映された。その内容をここに紹介しよう。
 

【カプコン 武内 潤氏(『バイオハザード5』プロデューサー)

『BIOHAZARD5』 PS3/A・AVG/2009年3月12日発売予定


――『バイオハザード5』のコンセプトは
武内 潤氏(以下武内、敬称略):今までのハードで難しかったのは、明るいという部分なんですね。その明るさというものを今回ホラーの主軸に据えるという、大胆なんですがぜひトライしていこうと。

――プレイしてほしいユーザーは
武内:オンライン2人でできるという要素を新しく追加したので、できれば夫婦とか恋人同士などに遊んでもらいたいですね。

――「PlayStation Home」でどんなことができるのか
武内:クリスの衣装などをユーザーさんに提供して、それを来てバイオハザードのラウンジに来てもらうと、もしくは「PlayStation Home」の中をうろうろしているだけでも、『バイオ5』のユーザーだなとわかってもらえると思うんで、そういったところで新しいコミュニケーションが広がればと。

――「PlayStation Home」でやってみたいことは
武内:ゲームではないところに「PlayStation Home」があるので、開発者の舞台裏などを見てもらったら楽しいかと思っています。

――「PlayStation Home」の可能性について
武内:
「PlayStation Home」の中でルールを決めて鬼ごっこをしようと言えば、皆で鬼ごっこできると思うんです。すると、「PlayStation Home」を利用した僕らが想像しえないような遊びが、ユーザーの中に芽生えてくるんじゃないかと思うんです。いろんな可能性が見えてくるというところが、非常に僕らからすると夢のあるシステムです。

 
【カプコン 小野義徳氏
(『ストリートファイターIV』プロデューサー)

『STREET FIGHTER IV』 PS3/FTG/2009年冬発売予定


――『ストリートファイターIV』について
小野義徳氏(以下小野、敬称略):
1990年代の時に『ストリートファイターII』を楽しんでもらった人にすんなりと入ってきてもらおうと、「ゲームってこんなに楽しかった時があったよね。こらからもやり続けよう」ってきっかけになるようなツールができたらよいと想い、今回『ストリートファイターIV』の制作に入りました。

――「PlayStation Home」での今後の制作展望
小野:『ストリートファイターIV』独自にあるバトルポイントという強さを表すポイントをうまく使い、遠くの人たちやそのよい強さの人と「PlayStation Home」でめぐり会える形ができるように今制作中です。

――「PlayStation Home」の可能性について
小野:
ゲームという最後のゴール、エンターテイメントというゴールに向けてのコミュニティを形成したり、バーチャルのコミュニケーションをうまくとるっていう。それで何かできるかって言ったら、「こういう今日はルールでやってみようよ」とか「今日はこれ限定ね」って、内輪だけでやってた楽しみが:「PlayStation Home」の中で形成することができるんじゃないかって思っているんですね。

――「PlayStation Home」でやってみたいことは
小野:
現状『ストリートファイター』の衣装やアバターの制作など、キャラクターのフィギュアをSCEと一緒に作っています。今回うまく「PlayStation Home」というコミュニケーションツールを使っていくことによって、自然とそこで盛り上がったら「じゃあ行こう」っていうことがうまくできるシステムだと思いますので、じょじょにバージョンが上がっていくことによりトライして行けたらと思っています。

 
【バンダイナムコゲームス 藤田光成氏
(『ナムコミュージアム』ディレクター)

『ナムコミュージアム BETA』 「PlayStation Home」のベータテスト版内で提供


――『ナムコミュージアム』を作ることになったきっかけは
藤田光成氏(以下藤田、敬称略):
ネットワーク上にゲームセンターを作る企画が動きかけてたときに「PlayStation Home」ができるという話が来まして、では融合させてはどうかという形でプロジェクトは起こったってことです。

――『ナムコミュージアム』でできることは
藤田:
ベータ版が一緒に配信されているので、プレイするとTシャツや帽子など、自分の部屋に飾る筐体などももらえます。

――ベータ版の反応は
藤田:
ベータテストの中ではアバターに身に付けている人も多いし、持っていない人は興味津々で質問したり、手ごたえはあります。

――「PlayStation Home」で今後やってみたいことは
藤田:
ゲームの外にいる人がアバターと同じ服を着れるという企画をやろうと思っています。『ドルアーガの塔』の新作を作り、「PlayStation Home」上でノーヒントで全く何も教えず放り出して、アバター同士が会話をしながらゲームを攻略してもらうというのができたら、面白いんじゃないかなと思っているところです。

 
【SCE 池尻大作氏
(『みんなのGOLF』シリーズ プロデューサー

「PlayStation Home」にリワードアイテムとして登場


――『みんなのGOLF 5』オンラインについて
池尻大作氏(以下池尻、敬称略):
PS3になって全員誰もがオンラインにアクセスできるようになり、今はキャラとかコースの配信とかもやっていますけれども、そういうアップデートの中の1つで「PlayStation Home」と結びついて何かできないかと、今計画しているところです。

――「PlayStation Home」の印象は
池尻氏:
一番魅力に感じるのは、『みんGOL』が苦労している各タイトルごとにロビーや出会いの場を作ったりしなくても、これさえあれば全部のゲームのハブになり、ネットワーク上遊びやすいのは非常に魅力的なところだと思います。

――「PlayStation Home」での『みんなのGOLF 5』について
池尻:
公開に合わせて『みんGOL』をテーマにしたラウンジやスペースを提供するところから、何かできないかと今考えているところです。ゲーム中のギアなどを買えるようになっても非常に面白いかと思いますね。

――「PlayStation Home」の可能性について
池尻:
ゲームに飽きたタイミングがあったとしても、「PlayStation Home」に来ると会話したり、新しい情報をリアルに入手していけるようになっていくのではないかなと個人的には楽しみにしています。


 【ポリフォニー・デジタル 山内一典氏
(『グランツーリスモ』シリーズ プロデューサー

『グランツーリスモ5プロローグ Spec III』 PS3/RCG/2008年10月30日発売

――「PlayStation Home」について
山内一典氏(以下山内、敬称略):
この10年のエンタテインメントの歴史というのは、コンテンツからコミュニケーションへということなんです。それは、その時代によってさまざまな形をとってきました。テキスト、1冊の書物、パフォーミングアート、踊りや劇場とか、映画や音楽……この10年間で明らかになってきたことは、人間にとってのエンタテインメントで一番楽しかったのは「コミュニケーションそのものだ」といことなんです。
 今まさに僕らはそういう時代を迎えようとしていて、僕がやっていることというのは『グランツーリスモ』
の中においてコミュニケーションデザインをしていることなんです。だからコンテンツからコミュニケーションという流れは、大きな枠でそういう時代が進行しつつあるということだと思います。

――「PlayStation Home」の可能性について
山内:
「PlayStation Home」はコミュニケーションのプラットホームなので何だってできるわけです。「PlayStation Home」の中に人々が集う場所がありますが、その中で「これからちょっと車で走ろうか」とそう思った人たちがいたら、「PlayStation Home」の世界から『グランツーリスモ』の世界に飛んでレースをしてまた戻ってくる。そういうことはまず実現したいなと思っています。

 

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「東京ゲームショウ2008」
■開催期間:ビジネスデイ 2008年10月9〜10日/一般公開日 2008年10月11〜12日
■開催会場:千葉・幕張メッセ
■入場料:一般(中学生以上) 当日1,200円(税込)/小学生以下 無料
      特別割引入場券 当日券のみ 100円(税込)

■関連サイト
「東京ゲームショウ2008」公式サイト
電撃オンライン「東京ゲームショウ2008」特設ページ