ユービーアイソフトより2009年4月30日に発売された、PS3用ソフト『Xブレード』。日本大好きなロシアの開発陣が制作したことはもちろん、ヒロインの声を人気声優の釘宮理恵さんが担当したことも話題のタイトルだ。今回、その釘宮さんにインタビューをさせていただく機会があったので、『Xブレード』やご自身のことについてうかがってみた。
釘宮理恵さん
(アイムエンタープライズ所属)
釘宮さん出演の『Xブレード』は、ロシアのゲーム制作会社GaijinEntertainmentが贈るハイスピード美少女ACT。プレイヤーはトレジャーハンター・アユミを操作し、世界のどこかに眠るといわれる秘宝を見つけ出すことが目的だ。美しく描かれた広大なフィールドを高速で駆け抜け、360度から迫る敵を、武器やド派手なスキルで次々と撃破していく爽快感が味わえる。
■ロシアのゲーム会社が作ったと聞いて驚きました!
――釘宮さんは『Xブレード』で主役のトレジャーハンター・アユミ役を演じられましたが、演じられた感想はいかがですか?
釘宮理恵さん(敬称略、以下釘宮):収録はムービーシーンを見ながら行ったんですけど、ゲームの持つ美しくて壮大な世界観がまず目に飛び込んできました。アニメとは違って最初からできあがったムービーに声をあてられたので、キャラクターの動きに合わせて演じることができてやりやすかったです。それからムービーには海外版でもともと声を当ててらっしゃる外国の方の声も入っていて、その声を聞きながら雰囲気なども合わせて演じられたかな、と思います。
――本作はロシアで開発されたタイトルですが、外国の作品に声を当てられるのは今回が初めてなのでしょうか?
釘宮:初めてではないですけど、ゲーム作品を吹き替えたのは初めてだと思います。『Xブレード』もムービーシーンやバトルシーンの映像を参考用にいただいていたんですけど、見た感じでは海外の作品と思っていませんでした。だから、ロシアのゲーム会社が作ったと聞いて、逆にとても驚きました!
――アユミ役を演じるうえで心がけていた点などはありますか?
釘宮:アユミは、私にとっては「大人っぽいキャラクターだな」という印象がありました。すごく芯のしっかりした大人の女性で自立心があって、「強い」面を押し出したいなと思って演じていました。自分の楽しみというか、熱中できることにはどん欲で強い意志を持って前にドンドン進んでいくタイプの女性なのかなぁ、と。
――釘宮さんご自身はゲームで遊ぶことはありますか?
釘宮:最近は移動中にちょこっとプレイする、くらいです。ゲームの世界観に集中してしまうほうなので、気がつくと寝ずに遊んでしまったこともあります(笑)。ジャンルはあまり関係なく遊びますね。ちなみに今やってるのは麻雀のゲームです(笑)。放送中の麻雀アニメで役をいただいているので、勉強もかねて遊んでます。初心者向けに麻雀のルールとかも教えてくれるので、ひそかに重宝してます(笑)。
■図書館の司書になりたかったですね
――アユミはトレジャーハンターという職業をしていますが、釘宮さんが今までに手に入れた「宝物」をあげるとすれば?
釘宮:やっぱり「1つ1つの役」ですね。役によっては1週間から1カ月、1年以上も演じることがあります。ときには1日のなかで「私」でいる時間よりも、「何かの役」を演じている時間のほうが長いことがありますし、役柄が自分に与えている影響も少なくないと思います。また、それぞれの役も存在感があったり個性が強かったりとステキな役ばかりで、私にとってはどの役も本当に大事な宝物です。
――幅広い役柄を演じるうえで心がけていることはなんでしょうか?
釘宮:その役や作品に、雑念を抱かずに集中することです。1つの役をやってるときは、ほかの役のことはひとまず置いておくことができるので(笑)。1日に何役もやるときは、スタジオに入って、5分前や10分前から台本に目をとおして、その作品やキャラクターのモードになる時間を持つようにしています。だから、ギリギリにはけっして入らないですね。余裕を持って心の準備をする時間をとって、それから「お願いします!」って感じです。
――声優は人気の職業の1つで、今も声優になるために努力している人がたくさんいると思います。釘宮さんが声優になるために一番必要だと思うことはなんですか?
釘宮:難しいですね。1番必要なのは「やる気」! やる気があればだいたいなんとでも(笑)。とにかく強い意志が大事です。
――では、もし声優になっていなかったとしたら、どんな仕事についていたと思いますか?
釘宮:図書館の司書になりたかったですね。本が大好きなんですよ。だから図書館が持つ雰囲気とか空気感がすごく好きで、めちゃくちゃ落ち着くので。もう小学校の時からずっと図書館にいたいなぁ、っていつも思ってました。
――釘宮さんのなかで1番好きな本と好きな作家を教えてください。
釘宮:1番好きな本はシヒャエル・エンデの「モモ」ですね。定番なんですけど(笑)。作者さんだと、何を読んでもおもしろいなぁと思うのは司馬遼太郎さんですね。
■ファンが持つ私のイメージをいい意味で塗り替えて行きたい
――大人になった今だからこそあえてうかがいます。「将来の夢」ってありますか?
釘宮:将来の夢ですか!? なんかステキな質問ですね〜(笑)。夢かぁ……(笑)。なんだろうな。将来の夢は、コピーロボットがほしいですね(笑)。1人はずっとゲームを思う存分やってる、とか、1人はずっと本を読んでる、とか。
――1体じゃないんですね(笑)。
釘宮:そうですね(笑)。1人はずっと仕事をしてる、とか、1人はずっとお芝居を見に行ってる、とか(笑)。なんかやっぱりいろいろなものを吸収して、役に還元したいなっていつも思うので。とにかく引き出しをたくさん増やしたい、みたいな感じですね。
――なるほど、コピーロボットで楽をしたいのかと思ったら、声優としてもっといい仕事をするための引き出しを集める時間が欲しいということですね。それでは、これから演じてみたいと思われる役はありますか?
釘宮:いい意味で、ファンの方がビックリして喜んでくれて、夢中になってくれるような役や作品に、これからも出会っていけたらいいなと思いますね。ファンのみなさんが持っている私のイメージを、いい意味でいつも塗り替えて行きたいと。
――最後に、読者に向けてメッセージをお願いいたします。
釘宮:『Xブレード』は、すごくスピード感があってバトルシーンも爽快なゲームですのでぜひとも遊んでみてください。読者のみなさんにはこれからも楽しいゲームライフを送っていただけるとうれしいです(笑)。私もみなさんに楽しんでもらえるようにいろんなゲームに出演できたらなと思っています。これからもがんばりますので応援してください! よろしくお願いします!
──本日はありがとうございました。
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『Xブレード』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:PS3
■ジャンル:ACT
■発売日:2009年4月30日
■価格:各7,329円(税込)
■関連サイト
・『Xブレード』公式サイト